アフロラテンジャズファンク



最近、すっかりパフューム・サウンドに淫していたわけですが、先日のエントリのリンク先を拝見し、ハテ私のベスト・ライブは何なんだろう?と思い返してみたとき、いくつかのアフリカのポップスが候補に上がってきました。現在は、アフリカのポップスなんて一切聴かないので一時的な無責任なリスナーにしか過ぎないわけですが、それはさておき、私は大学時代にコンサート会場の警備という趣味と実益を兼ねたバイトをしていて、けっこういろいろなライブを見ました。ステージを見てはイケマセン。客席を監視するのがアナタの仕事デスと言われていましたが、ずっとステージばかり見ていました。で、思い返してみると、それほど興味があるわけでもなく、たいして期待もしていなかったけど、見てみたら超良かったというのが深く印象に残っています。例えば、エアロスミスとかホールアンドオーツとか。演奏がうまいし、ショーとして洗練されていました。ユッスー・ンドゥール(名前からしシンコペーションしている)なんか、単純に演奏がびっくりするくらい上手で、力強くて、鳥肌が立つほど素晴らしかったです。そんなことをボンヤリ考えながらYouTubeをフラフラしていたら、死ぬほどクールでカッチョいいマヌ・ディバンゴのライブがありました。たぶんメーターが振り切りっぱなしでバカヤロー!!!みたいな演奏もできるメンバーなのでしょうが、そういうはしたない行為を慎み、演奏は十分抑制されているにもかかわらず、かえってそうであるが故に地下で沸騰するマグマのようなものがヒシヒシと感じられます。ダンスも素晴らしいです(ダンサーの方の手と脚が長くて、お尻が引き締まっていてそれだけで美しいですが)ポリリズムというかハチロク幾何学的な美しさにも萌えます。
ちなみに、金を払って見たライブで一番良かったのは、ルー・リードアート・リンゼイかなぁ。