恋と愛の測り方

本日は休みをもらって引きこもってます。先日観た『危険なメソッド』に出演していたキーラ・ナイトレイ主演の『恋と愛の測り方』という映画が放映されていたので鑑賞しました。
『危険な〜』とは違って本作は現代劇。キーラ・ナイトレイの知的な美しさが際立ちます。倦怠期の夫婦に起きた一晩の出来事を淡々と描きます。フリーランスのライターの妻キーラ・ナイトレイは夫の出張中、思いがけず昔の恋人ギョーム・カネと再会し、長い一夜を過ごします。一方、夫サム・ワーシントンの出張には、ひそかに思いを寄せる同僚エヴァ・メンデスが同行しており、こちらも長い一夜を過ごします。物語は翌日、夫婦が再会するところで終わりますが、そこには感動もなければ教訓もありませんが、なんとも言えない憂鬱な気分を見事に描ききっているように見えます。
スタイリッシュな映像を撮るピーター・デミングは『ロスト・ハイウェイ』や『マルホランド・ドライブ』も撮影しているそうで、なるほど納得。ぼんやりした美しい音楽はクリント・マンセルという人が作っているそうです。この人は、ポップ・ウィル・イート・イットセルフというグループのボーカルをやっていたそうです。熱心に聴いた事はありませんが、大学の頃、黎明期のクラブミュージックを作っていたグループと記憶しています。
来週はキーラ・ナイトレイが主演を務める『アンナ・カレーニナ』が放映されるそうです。楽しみ。
日本版の予告編と、アメリカ?の予告編、両方を張っておきます。日本版のはちょっとひどいというか詐欺じゃあないかと。あの予告編を観たら甘酸っぱいラブストーリーを想像してしまいます。