匿名性

僕はAmazonをよく利用している。利用している人は知っていると思うが、Amazonは購入履歴を蓄積し、顧客の嗜好・傾向を統計的に分析し、そして「おすすめリスト」なんてのが勝手に生成される。要するにこういう本（CD）を買っている人はこういうのも好きなんじゃないっすか？って勝手に推薦してくるのだ。便利っちゃ便利だけど、ちょっと気持ち悪い。そもそも、僕自身はそのような形で個人情報を利用されることに同意した覚えはない（でも、きっと面倒くさくて隅から隅まで読むようなことが100%あり得ない利用規約とやらにはそういうことが書いてあるのだろう）。分かっていたらAmazonを利用していないかもしれない（でも、便利なので今さらやめられないけど）。
例えば選挙で、kechida某が○○党の××に投票したってことが周囲に筒抜けだったら、僕はとても気持ち悪いと思う。分かっていたら、違う人に投票したかもしれない。お札には一応通し番号が入っているが、某月某日にkechida某は歌舞伎町の某風俗店でウン万円使いました、なんてことが筒抜けだったらどうだろう？　分かっていたら、そもそも風俗店になんかに行かないかもしれない。