孤島的について

kechida2005-02-09

外来魚問題を中心に更新する予定のブログ、孤島的をはじめた(世間の圧力に負けて切り離したとも言えるが……)。名は体を表すともいうが、サイト名「孤島的」の由来などを少々……。
まぁ、身も蓋もなく言っちゃえば、親サイトが半島的なんで、その出張所は「孤島的」でいいんじゃない?ぐらいの軽いノリで付けたのだけのこと。離島よりは孤島の方が外来魚問題をめぐる絶望的な雰囲気が出るかなぁって感じ。
孤島といえば、本格ミステリ。僕はこのジャンルの小説の熱心な読者であるのだが、有名なアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)』にはじまり、孤島を舞台にした本格ミステリはいくつも書かれている。最近、読んだ中じゃぁ笠井潔オイディプス症候群』が面白かった。
もうひとつ意識していたのは、ガラパゴス諸島のこと。絶海の孤島であるガラパゴス諸島は独特の生態系を保ち、ダーウィンがそこから想を得て有名な進化論を世に問うた(余談ながら、は虫類系の顔をした僕は勝手にイグアナに共感を持っている)カート・ヴォネガットの『ガラパゴスの箱舟 (ハヤカワ文庫SF)』という本は猛烈におもしろい。
「孤島」を和英辞典でひいてみた。

a remote and lonely island
a desert island
an isolated island
a solitary island in the distant sea

僕は an isolated island がしっくりきたが、どうだろう?(記憶は定かではないのだが、森博嗣の何かの作品で孤島談義をしていて、その中でisolated islandが出てきたような気もする)