イヤよイヤよも好きのうち

愛読しているブログ『新・読前読後』の「郵便学から苦手意識を考える」がとても面白かったです。先日、コメント欄で「アメリカは好きで嫌い」みたいなことをフカしてみたわけですが、以下の一文はグサッときました。

現実にアメリカが好きで、音楽や映画、ファッション、スポーツ、食文化といったアメリカの文化風俗を好む人は多いと思われる。でも、アメリカの大国主義や、それによる近年の軍事的プレゼンスに対しては、とりあえず声高に反対を叫んでおく。
いや逆か。アメリカの軍事的プレゼンスにあからさまな嫌悪感をむきだしにしながらも、アメリカ文化まで排除しようとは思わない。「反米」の身ぶりをしていれば、格好がつくという考え。つまり「反米」もある種の観念であって、わたしの「外国」に対する苦手意識と同じ構造なのかもしれない、というわけだ。

それにしてもこの本、メチャメチャ面白そうだなぁ。