Short Trip to Nikko (8) ──湯川・戦場ヶ原


仮眠後、時折大粒の雨がバラバラと落ちてくる湯川で3時間ほど竿を振りました(レギュレーションに意味の分からない日本語が書いてあったので、6時くらいまで粘りました)。スペントタイプがいいとの情報をいただいていたので、長めのハックルをパラッと巻いたパラシュートタイプなんかを数本巻いてみました。しかし結果はなぜかカワムツが2匹(笑。なるべく立ち込まないように注意しながらロールキャストを多用したりして、私なりにいろいろ頑張ってみましたが、どうも借りてきた猫のような気分で釣りに身が入りませんでした。コチラコチラはお決まりのショット(笑。
余談ですが、キャッチアンドリースのみで入漁料が2000円というのは高すぎだと思います。Kajiの備忘録という大変面白いサイトを発見したのですが、そこの湯川鱒毛鉤釣史研究室というコーナーに再録されている雨読晴釣山人(綾井忠彦)「酪臭釣話[バタクサイツリノハナシ](其十一)〜奥日光湯本の鱒と白浜の黒鯛(口絵)〜」(『釣之研究』昭和6年8月号)という文章を読んでも、昔から鑑札が高かったとのことです。
PS:さらに余談。言われてみれば当たり前のことなのですが、「戦場」は「千丈」あるいは「千畳」だったようです。現代日本人は「字」に引っ張られがちですが、昔の日本人はやはり「音」が大切だったわけで、ようするに「千畳」もある原っぱであるのは間違いありませんから。 千畳敷カールなんてのもありますし。