換骨堕胎


もとはコレ。私はけっこうカバーとかサンプリングとかが好きなのですが、最上のカバーって先人へのリスペクトの表明であると同時に、批判的読み直しだったりして、オリジナル以上にその演奏者の立ち位置みたいなものがよく見えたりします。「批判的」とは「悪く言う」とかそういうことじゃなくて、「額面通りに受け取らない」というほどの意味です。最上のカバー曲はオリジナル曲だけではあり得ないような地平というか、可能性をかいま見せてくれます。The Jamの“Move on up”も、その曲が好きだから、そのアーティストに憧れているから、という以上に積極的な何かがヒシヒシと伝わってきます。