3ピース→君の瞳に恋してる

バンドとして要件を満たす最小の構成は3人編成です。私が思うに3人編成のバンドはたいていカッコいいです。いっさい無駄のない編成は貧しさよりは潔さに寄与します。別にアルバムを持っているわけでもないのですが、Triceratops というバンドはなんとなくずっと気になっていました。バンド名にも Tri が含まれていて、徹頭徹尾3ピースのバンドであります。気持ちいいディスコビートに切なさ120%のメロディ、そしてかっこいいギターフレーズが印象的な“Fever”なんかはかなり好きな曲です。カラオケのレパートリーにしたいです(笑。

その Triceratops が前のエントリで言及した「君の瞳に恋してる」をカバーしてました。ボーカル&ギター和田唱ギブソン弾きだと思ってましたが変なリッケンバッカーを弾いてます。サビにいたる直前のギターはかなりカッコいいです。
ところでこの曲、実にいろんな人がカバーしていて面白いです。下に貼ってあるのは少女隊と椎名林檎のヴァージョンです。少女隊のはバブル崩壊前後の浮かれた雰囲気が記録されていて、ワタシ的にはジュリアナで変な扇子を手に躍る人々の映像より切実な感じがします。椎名林檎のはちょっとゴージャス過ぎます(メタリックな歌唱はなかなか素敵ですが)Triceratops のヴァージョンの方がぜんぜんカッコいいです。ただ、この椎名林檎ヴァージョンを台湾のシロウトがマネしたヴァージョンなんかがYoutubeにアップされていたりして、なんだかそういう意図せざる拡がりみたいなものってそれだけでワクワクしたりします。