Spank Happy

それではさっそく菊池成孔ネタ第二弾です。Spank HappySPANK HAPPY - Wikipedia。そう、あのSlapp HappySlapp Happy - Wikipediaをもじったグループ名だそうです。私は大学時代につき合っていた彼女からSlapp Happyを教えてもらったこともあり、あまずっぺー思い出がいっぱい詰まっていて、Casa Blanca MoonAcnalbasac Noomの二枚のアルバムを所有しており、いまだに愛聴しています。
そんな話はさておき、Spank Happyです。バンド名はもとより、“インターナショナル・クライン・ブルーYouTube”なんて曲もあり、相変わらずのインテリぶりというかディレッタントぶりを発揮していますが、僕には歌詞と歌唱が少々重たい感じがしました。しかし、このオリビアニュートンジョンのヒット曲をカバーしたこの曲の気持ち良さはどうでしょう! 私は昔このダイアリーでPerfumeのすばらしさをいささか強弁していましたが、こっちの方がPerfumeよりはるかに上手だと思いました。ルックスはさておき菊池成孔の歌のうまさにも驚きました。岩澤瞳の濁りのないすっきりした声に対し、菊池成孔のノイズを含んだ声は対照的でとても気持ちよく、伴奏とあいまってものすごい浮遊感が感じられます。
そして間奏のときに見せる寸劇。観客には聞こえないところで何かを話し合う二人.見るものの欲望をかき立てずにはいられません。よくニュース番組で、普通のニュースからスポーツコーナーや天気予報に切り替わるとき、オフレコになりアナウンサーたちが何かを話している姿だけが映っていたりすることがあります。「お疲れさまでした〜。昨日は何時まで飲んでたの?」とかそんなとりとめない話をしているだけなのでしょうが、なぜか何を話しているのかが気になって仕方ありません。