マジ日記

kechida2004-02-22

久々の休みだったので、満を持してバチ抜けシーバスを狙いに行こうと思っていたら、あいにくの天気。雨は好きだけど風は大っ嫌い。
なので、近所を散歩。Fire Kingを扱う店が近所にできたので覗いてみる、なかなか程度の良いモノばかり。一個購入。
本屋で椹木野衣『黒い太陽と赤いカニ 岡本太郎の日本』を買う。Amazon以外で本を買ったのは超久しぶり(そーいえば太陽の塔ポッパーを作るなんて息巻いていたなぁ)。
ユニオンでベルセバStorytelling のビニール盤を購入、1300円也。家に帰って中を空けてみてちょっと感心。アーツ・アンド・クラフツ運動のウィリアム・モリスのデザインそのままのライナーだった(右の写真)。典型的なモリスのデザインって言ったらこんな感じ
日本でネオアコ & ギターポップな人たちは、いわゆる Mid Century Modern なインテリアやデザインを好む。一方、ギターポップ界の希望の星とも目されるベルセバは涼しい顔して前世紀(というか前々世紀か)のウィリアム・モリスだからねぇ。日本で言ったら柳宗悦が提唱した民藝運動で再発見された様々な意匠をぶっきらぼうにパクるって感じか(柳宗悦に興味ある人はコチラ(特に「用の美を考える」あたり)をどうぞ。ちなみに息子は柳宗理)。
やれ、渋谷系だ裏原だ、と流行を追いかけて右往左往せずに済むだけの歴史の蓄積があるってことなのだろうか。日本は明治維新と太平洋戦争で見事に伝統を切り捨て続けてきて、で、湯浴びしている猿がどうしたこうしたって……。