試し振り(ちょっとだけナマバギング)

kechida2004-07-10

Orvisの8 ft .6 in.の#8の竿を入手した。「パワーハウス」という源氏名(笑)が付けられている。
僕が初めてフライでバスを釣ったのはOrvisの8'6", #6の竿だった(これは「ライム・ストーン」という)。その後しばらくFenwickのFF766-4とGL社のGL3, 8' #8を使っていた。前者はたまたま人からもらったので使っていたのだが、魚をかけた後の、ライムストーンとはまったく異なる吸い付くような調子が気に入った。一方GL3は、8'という長さと#8という番手がフローターからのバスバギングにもっとも適しているのではないかと思って買ったのだがキャストがメチャメチャ下手だった当時の僕には手に余る竿だった(今も下手だけど)。今思えば、野池の近距離キャストにはちょっと無理があった竿だった気もする。
で、その後Orvisの8'3", #'7の「オールランダー」という竿を入手した。この竿をはじめ振ったときの感動は忘れられない。ひと言で言うなら、ロッドが勝手にキャストしてくれる竿ってことなのだろう。えらくキャストがうまくなった気がしたものだった。しかもこの竿で生涯初めての50オーバーのバスを釣った。
とゆー訳で8'6"の#8はとても振ってみたい竿だったのだ。ノザキボートのノザキ氏も愛用しているとか。で、さっそく近所の川にナマズ釣りをかねて試し振りに行ってきた。振ってみての感想は、ファンタスティック! 早くバスを釣ってみたい! 今回入手した竿は、グリップエンドの刻印が「0383」となっている。おそらく83年3月製という意味だろう。リールシートまわりの部品が黒くなってしまう前のモデルが個人的には好き(これは単なる懐古趣味)。Mark IIという名前でも同じ番手の竿があるが、どうやらこれは○ィムコがブランクだけ仕入れて、日本で組み上げたモデルらしいという話も聞いたことがある。
ゆくゆく、もう少しキャストがうまくなったところで、ぜひともSageとかScottとかLoomisとかの現代的な竿を振ってみたいと思う。たぶん、最初とはまったく違う印象を持つのではないだろうか。そういうところがフライの奥深さであり、魅力でもある。ナンチャッテ。
ナマズは……、試し振りなんでもちろん釣れてないっす(苦笑。