Survival

新潟中越地震の被災者の方々には心からお見舞いを申し上げます。

*  *  *
日々、震災の報道に接するたびにアレコレ考えさせられる。生き残る上で何が必要なのかと言えば体力はあるに越したことはないだろう。でも、それ以外にもいろいろあるはず。例えば情報地震が引き起こした被害を正確に理解していたら生き残る確率は高まるかもしれない。例えば技術。今日、ニュースを見ていたら、自衛隊が仮説浴場を設け、被災者の方々が数日ぶりに入浴する模様が放送されていた。これは技術の力が可能にしたもののひとつであるに違いない。アウトドア用の服や用品を快適なものとするさまざまな技術もこのような災害時には役立つものだろう。物語なんてのも役に立っているかもしれない。「あなたを必要としている人がいる」と思えば生き延びようとする意志はより強いものになるだろう。
本日救助された2歳の男の子はどうだったのだろう。どれにも該当しないのではないだろうか。にも関わらず生き延びた。早く回復して、この辛い経験を乗り越えてくれることを願うばかりである。