豪雨の中のダブルヘッダー

kechida2004-10-31

「釣りに行くなら雨降りに限る」なんて大見栄を切ってしまったものの、やっぱり雨の日の釣りは大変。首元や袖口はぐっしょり濡れるし、後片づけも大変。でも、今日は釣りに行った。行けるときに行っておかなければ、次にいつ行けるか分からないから。ってゆーわけで淡水→海水のダブルヘッダーと欲張ってみた。
さて、まずはバスの部。仲間うちで話題の某所へ。雨が激しくなったり弱くなったりしながら降り続ける中、カヌーを漕ぎ出す。話題の某所初体験の僕のために、同行のchiyoda君は船頭役を買って出てくれた。持つべきものは友達。chiyoda君オススメの超一級ポイントを釣る前に、釣り勘、キャスト勘を取り戻すため、まずは本命ポイントの脇5mくらいの護岸にキャスト! 1、2、3とラインをたぐるとドバシュ! 出た!! 一呼吸おいて邪バグが消し込まれたのを確認し、竿を立てる。一瞬重みを感じたもののスッポ抜け。
今日はいける!と思ったのだが、なんと魚の反応はこの一回だけ。岸にはところどころ地滑りの跡があった。カヌーの漕ぐのは楽しかった(エレキを使わなかったのだ)。今日現在、おそれていたほど筋肉痛にはならなかった(笑。

◇ ◇ ◇
4時頃にバスを切り上げ、途中「ラーメンかぞく」なる地域密着型のラーメン屋で空腹を満たし、海へ向かう。いったん止んでいた雨は、釣りの支度をしている間にまたシトシト降り始める。風が弱かったのでフライでスタートするがすぐに強い追い風が吹き始めたので、車に戻ってルアーの道具に切り替え、ザブザブ立ち込む。
4個目くらいの流れ出し。ピックアップ直前にゴゴンとバイト、ラインは1mくらいしか出てない! 僕もビックリしたが、スズキも驚いたのだろう、猛烈なテールウォークでびしょ濡れに(笑。ドラグを緩め糸を出し、しばらくやりとりしてたらフッと軽くなる。今日はこのパターンが多いなぁ。
これまた、台風の影響なのだと思うけど、泥が河口から大量に流されたためか、いつもより底がムニュムニュ。しかも今日の雨で水は濁り気味だし、月明かりはいっさいないので底がよく見えなくて、どうにも歩きづらい。背中の方から吹き付ける風は段々強くなり、雨足も強まり、もはや暴風雨。敗色ムードが漂う中、なんとか一本釣ろうといつも反応が良いポイントを目指して、流れの速い流れ出しを横切っていると、ムニュっと片脚がくるぶしくらいまでめり込んだ。そのままもう一方の脚を前に進めると、めり込んだ脚はさらに沈み、もう一方の脚も着地と同時にめり込む。しばらくジタバタもがいた末、ベチャーンと尻餅をつく。幸い近くに杭があったので四つん這いになって杭にたどり着き、なんとかムニュムニュ地獄を脱出。超ビビった。あと20cm水位が高かったら逝ってたかも……。
気を取り直して、ビューンとミノーをキャスト。追い風で良く飛ぶ。と、ココン、グングン、やっと来た! 上がってきたのはキレイな40級。遠くでルアーを食ってきたのでやり取りが楽しかった。サイズはイマイチだけど、過酷な状況の中で釣った一本はうれしさ万倍。
車に戻ってきたのが22:30頃。超ハードな一日が終わったのだった。