真の外来種

ブラックバス問題を取り上げるべく始めたブログ「孤島的」はほとんど休眠状態なわけだが、はてなブックマークの方は頑張っている(といっても、Google ニュース 日本版ブラックバスをキーワードに検索しているだけだけど)。おそらく見てくれている人もほとんどいないだろうし、はっきりいってこんな作業は消耗するだけ。でも、今まで知らんぷりして事態をやり過ごそうとしてきた反動というか、罪滅ぼしのつもりで、とりあえず続けていけるだけ続けていこうと思う。
ところで、BNNというところの「野幌森林公園「自然ふれあい交流館」で外来種の講演会」という記事には薄ら寒いモノを感じた。

ブラックバス、アライグマ、アメリカザリガニ……いずれも、その地域に本来生息してない生物が、人の手などによって日本に持ち込まれ、住みついた外来種だ。

北海道というのは、明治以降の近代化の過程の中で成立したものであり、けっして自然に現代の姿になったわけではない。アイヌの民のことを考えればそれは明白である。そういうことをふまえて外来種がナンチャラとか言っているのだろうか?

アメリカ原産の外来種であるウチダザリガニ(写真)は、ニホンザリガニを駆逐、激減させた。

とキャプションにあるが、アレをアレに、コレをコレに置き換えたとき最高のブラックジョークになるように僕には思える。

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◇写真は、群馬へのプチ出張の際、目にした多々良川。あぁ、ニッポンの春(本文とは関係ありません)