孤軍奮闘

FFの主要な対象魚とは言い難いブラックバスをめぐる一連の騒ぎに関する『フライの雑誌』の活躍には頭が下がる思いがする。新聞社をはじめとした既存メディアの偏向報道ぶり、そして既存釣りメディアの痴呆ぶり・腰抜けぶりには心底がっかりしたが、そんな中『フライの雑誌』は毅然としてけっして問題から目をそらさず、真正面から取り組んできた。特筆すべきなのは、そのフットワークの軽さである。水口本の緊急出版までの素早さ、そしてネットならではの速報性を活かしたブログサイト仙川日記を通じての情報発信。独立系メディアならではの長所を最大限に活かしたと言えるだろう。そして、現場に足を運び丹念に一次情報を報道する姿勢にも大変共感を覚える。大手メディアなんてロクに事実関係を調べもせずに「ブラックバス? あぁ、メダカを食い尽くす悪いヤツでしょ」みたいな決めつけを元に記事を作っているから心底がっかりする。ってゆーか、もうTVも新聞もほとんど見なくなったけど。