釣り問題研究会

kechida2005-06-25

ちとワケありですが、釣り問題研究会に参加してきました。東京海洋大学名誉教授の水口憲哉先生の講演を中心に、社会現象としての釣り問題をどう考えるかを検討する勉強会でした。
まず、出席者の多さにビックリ。おそらく50名を超える出席者がいたと思われます。私が知っているところでも、ジャッカルの加藤誠司さん、JGFAの若林務さん、『ブラックバッス (釣り文芸シリーズ)』の編者でもあるFB'sの福原毅さん、『Basser』誌上で「松金」でお馴染みの金澤さん (後で聞いたところではつり人社社長の鈴木康友さんも出席してました)、などなどが出席してました。このような議論の場を通じて、一定の認識を共有するのはとても大切なことだと思いました。
現在、魚種認定されている芦ノ湖や河口湖なども3年後には更新時期を迎えます。おそらく、「バスのC&Rは問題ない」「釣りは今まで通りできる」なんて言いながら、この3年の間にジワジワと圧力をかけて既成事実化し、骨抜き・無力化しようというのが行政側の方針でないかと思われます。私自身も含めバス釣り人はこれまであまりに無関心すぎました。危機感がなさすぎました。もちろん、たかが釣りをするのになんでそんなメンド臭いこと考えなければならないの?というのはその通りでしょう。ストレスを発散するための余暇の楽しみがストレスの原因になるなんて本末転倒もいいとこです。そして、こういうのってカッコ悪いって考えがちです。僕自身これまでずっとそう考えてきました。しかし、否応なく巻き込まれています (だからといって、この研究会に出席する必要はないと思いますけど)。
「時すでに遅し」というか「後退戦」というのが僕の認識ですが、バス釣り人の側からどのような動きが生まれるかも含めて、この一連のバス騒動がどう展開していくかを注視していきたいと思います (「注視する」なんていうと、いかにも部外者的に思われるかもしれませんが)。