岩手雑感 (2)

kechida2005-06-27

6月17日〜19日まで楽しんできたせんちめんたる・トーホグひとり旅。最終日の19日 (日) は18:00には盛岡駅に帰ってきていた。夜行バスの出発は22:40。っつわけで盛岡の街をrumbling。出発前にブックマーク県別の有効求人倍率の統計をクリップしておいたが*1、東京人の憧憬の対象として岩手を見るのではなく、もう少し、現実の姿も知りたいなぁと思っていたのだ。ま、数時間ほど街をブラついたからって何が分かるわけでもないけど。
最初に歩いた通りにいきなり若者向けの雑貨や衣料を扱う店がたくさんあって驚いた。古い建物などを上手に使っている感じなのが好感が持てた。「東京の若者よ、ニートになって引きこもっている場合ではないだろう」などと妄想を逞しくしていたのだが、どうやら違うことに気づいた。街の規模に比べて若者向けの店が全体に多いようなのだ。いちおう、以下のように推理してみた。

盛岡はきっと車社会に違いない → だから大人は車でバイパス沿いなんかに発達している大型店を利用する → 足のない若者は、バス・電車のターミナルである盛岡駅周辺に集まる → 若者向けの店が多い

実際、若者が多かった。女子高生はルーズソックスを厳禁されているらしい。みんな安っぽい甘ーい香りがしていて懐かしい感じだった。

中古レコード屋はR&B, Hip Hop, Reggaeが多くロックはほとんどなし。エロジャケを集めた一角が笑えた。 駅に近い新しいマンションの1階に入っていた美容室の料金表。一番上のクラスの人に切ってもらっても4000円台と安い。この店が安売り店なのか、それとも盛岡全体の相場なのか。 場違いな感じのヴィヴィアンウェストウッドの店は閑散としていた。基本的にほとんどの店がアメカジ。
Firekingを売る店が多かった (3件ほど)。ちょっと安かったか? 独特の盛り上がりを見せていた古着屋。業者からではなく、フツーの人から仕入れるのが特徴。 威圧的な岩手銀行のビル。この近くに石割桜がある。
結構疲れていたので、マンガ喫茶でも見つけてダラダラしてようと思ったのだが、結局2時間以上も歩き回ってしまった。知らない街をウロつくのって楽しい。
晩飯は盛岡冷麺を食って、まだ時間があったので、20年前には遠藤ミチロウもライブをしたことがあったという深夜営業のジャズ喫茶でバーボンをチビチビ舐めながら、小一時間過ごしバスを待った (写真)。

*1:ちなみにこの統計は面白い。岩手なんかだと0.6倍台。東京とそして愛知が1.2倍台。職にありつけない岩手の人はどこかへ出て職を探さなければならない。過疎が進むわけだ。総じて西日本の求人倍率が高いのも興味深い。