遊漁施策等に関する研究会 (1)

kechida2005-07-02

二週連続で東京海洋大学に行ってきました。今日は遊漁施策等に関する研究会の第一回目を傍聴してきました。本日も出席者が多く盛況でした。釣りの行く末を真剣に考えようという人たちがたくさんいるのだなぁと思いました。また、個人的に懐かしい人との再会もあり、とても楽しい一日でした。
根本的な問題として、海面と内水面は同じ土俵では議論できないと感じました。おそらく海面でも、岸釣りの人と、釣り船利用者とプレジャーボート (ヘンな外来語) 所有者の間では、現状認識にズレがあるかと想像されます。こういった釣り人の多様性に難しさを感じました。
ライセンス制度について議論がありました。釣り人的には「水辺で遊ぶ権利」として釣りのライセンスをとらえがちですが、水産行政的には、あくまで水産資源を基本に考えざるを得ません。実際のところ河川や湖沼を管理するのは国土交通省であり、生態系なんて観点では環境省の管轄になります。で、縦割り行政の弊害が言われて久しい現代日本においてこれら関係省庁すべてが納得できる釣りライセンスを作ろうするのはほぼ不可能でしょう。まずは水産庁主導の釣りライセンスを突破口にするべきではないかと個人的には思いました。

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サイドバーにWBSの53 Pick Upのバナーを置いておきました。こういう活動を欺瞞的だと感じる人もいるでしょう。私自身、孤独を愛する釣り人としてそのような気持ちは十分に理解しますが、いま大切なのはわれわれの存在を社会に認めてもらうことではないかと考えています。明日は津久井湖なんだよねぇ……、ウチから一番近くて高速も使わずに行けるのだけど……。8/7の芦ノ湖ってのがいいかも。