Excuse me. Are you mr. O'rourke?

今日、通勤電車でくるりの『図鑑』を聴いていたら思い出しました。このアルバム、プロデューサーにジム・オルークをむかえた野心作なのですが、それはともかく、私はたぶん昨日、地下鉄の四ッ谷駅でそのジム・オルークとおぼしき人とすれ違いました。「すいません、オルークさんですか?」と声をかけるべきだったのでしょうか? あまりに普通の顔をして歩いていたし、一瞬のことだったのできっかけがつかめないまますれ違ってしまいました。
ジム・オルークは名作 Eureka や、Insignificance でジャケットの絵を友沢ミミヨに書いてもらったりもするし、ガールフレンドは日本人という話を聞いたこともある気もするし、雑誌のインタビューで戸川純とヤプーズが好きだと言っていたのを読んだことがある気がします。いずれにせよ親日家のようです。Drag Cityプロフィール写真を見るとカラオケボックス絶唱してるし。
4〜5年前、青山CAYでサム・プレコップ (Sam Prekop) バンドに同行してきたジム・オルークの演奏を見たことがあります。シカゴ・アンダーグラウンド・トリオの面々や、アーチャー・プレウィットもいたと思います。単によく練習した曲を演奏する、という以上にジャム・セッション的な緊張感が持続する素晴らしい演奏でした。

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もし、声をかけていたらどうなったのでしょう。人違いだったらそれまでですが、本人だったら……、と考えるとちょっと怖い気もします。“I really like your music.”くらいしか思い付きません。