雪原トレッキング

kechida2006-01-22

われらが母なるTM川の源流域をウロチョロしてきました。
最初は沢通しに目的地の水源地を目指そうかとも思いましたが、雪が積もった沢は想像以上に歩きづらく、即却下。通常の登山道コースで行くことにしました。行政機関が設置した説教臭い看板がときおり現れ、やや興ざめしますが、そもそも私のようなヘタレでも山歩きを楽しめるように整備してくれたことを感謝すべきかもしれません。
先行者は犬とその主人しかいないようで (雪のため足跡ではっきり分かるのです!)、とても気持ちいいです。しかし、1500円くらいで買った貧弱な4本爪のアイゼンのためか、靴の裏に雪がこびりついて大変です。ロンドンブーツとかラバーソールとかシークレットブーツとか、そんな感じです。重いし、ツルツル滑るので、岩を見つけては蹴っ飛ばして雪を払わなければなりません。さっそく週明けには、おフランスあたりの6本爪の軽アイゼン (ってゆーかクランポンと言うのか?) を買おうと固く決意したのでした。
尾根を急登し、2時間ほどで山小屋に。ちょっと休憩してから水源地を目指します。ここから先は、先行していた犬とその主人の足跡もありません。しかし、野生動物の足跡が目立ってきました。そして、なんだか長い爪をもったビミョーにでかい足跡が……。無知ゆえ、何の動物の足跡なのか分からず、恐怖心が募るばかり。結局、途中で引き返してきました。貧弱な足許も不安だったし。
山小屋に戻って、昼食をとり帰路につくことにしました。ベンチに積もった雪を払っていると雪の下のベンチの上には動物の糞が……。ビールは湯を沸かしている間にアッという間にキンキンに冷えてくれます。グビグビ飲み干すもビミョーな緊張感からまったく酔いません。カップ麺とサラダ巻きをパクつき、即撤収。帰りは沢伝いのルートを選びます。途中から、シカのような足跡がずっと登山道に残っています。ときおり、もっと小さい足跡や、もっと大きい足跡が登山道を横切りますが、彼/彼女の足跡だけはずっと登山道を辿っています。急速に高度を下げながらやがてヒノキの林になり、彼/彼女の足跡もなくなりました。
と、相変わらずヘッポコな一日でしたが、私的にはスッゲー楽しかったです。帰りは一風呂浴びてきて、マッサージ器に300円ほど吸い取られました。
◇彼方に見えるは大菩薩嶺?