自己責任でどうぞ

およばれ/tetrodotoxin
家の近所のユニオンでジム・オルーク坂田明による『およばれ/tetrodotoxin』の中古盤を見つけたので買ってきました。以前のエントリでも触れた通り、ジム・オルーク親日家のようで、こんな作品まで発表していました。驚きました。
坂田明はジャズ・サックスの奏者であるわけですが、大学のころ、アケタの店だかピットインだかそんなところで1度だけ見た記憶があります。私が坂田明というと思い起こすのは浅田彰の『構造と力―記号論を超えて』の巻末に付された表です。この表は〈プレモダン〉〈モダン〉〈ポストモダン〉をどうとらえるべきかを一覧できるようにまとめているわけですが、ジル・ドゥルーズとかリオタールとかクロソウスキーとかレヴィナスとかラカンとかそんな人に交じってなぜか坂田明の意見も紹介されています。その表によると、〈プレモダン〉および〈モダン〉にあっては人は「トラウマをかかえてうずくまり、やがてそれを埋めるべくガンバル」とされており、それに対して坂田明は〈ポストモダン〉は「トラとウマに分かれて走り去る」とどこかで言ったとか……。それだけなんですが。
音楽はスゴいです。万が一、興味を持たれた方はどうそ自己責任でお聞き下さい。