サミュエル・バーバーのアダージョ

kechida2006-03-20

今日、ケーブルテレビで『プラトーン〈特別編〉 [DVD]*1が放映されていました。ケッとか思いながら、結局最後まで食い入るように見てしまいました。
なにゆえ、ケッって思ったかというと、戦争の悲惨さを描いているようでありながら、結局のところアメリカを自己正当化し、自己陶酔しているだけの話でしかないように思えたからです。しかもこれはあくまでエンタテイメントであり、戦争をダシに金儲けしているわけです。別にそれが悪いことだとは思いませんが、自己陶酔はヤメロと思わないでもありません。
ご存じの通り、BGMにはサミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」がしつこくしつこく、これでもかというほど流れ、メロドラマ気分を盛り上げます。私はこの人がどんな人なのかよく知らないのですが、Wikipediaで検索してみるとこんな感じ (ちなみにはてなだとこう)。20世紀のアメリカの作曲家のようです。「アメリカの作曲家」というのがまた『プラトーン』的だなぁと思いました。私は1000円ぐらいで買える安いアルバムを1枚持っています。また、坂本龍一が『ビューティ』というアルバムでこの曲を演奏しています。坂本ヴァージョンで旋律を奏でるのは鼓弓です。アート・リンゼイも怪しいギターの音を響かせています。
今日はイラク戦争開戦の日だそうです。
◇今日も釣りに行きました。釣れません。死屍累々Daysが始まったようです(苦笑。いちおう簡単なレポをアップしました。

*1:アマゾンで検索したらたまたま〈特別編〉というのが引っ掛かってきましたが、私が今日見たのが特別編かどうかは定かではありません。念のため。