福生

kechida2006-05-21

ダンボール7箱分の本が、収まるべき本棚を持たないまま、玄関に積み上げれている最近の我が家。釣り具なんかは一定量を超えるとバンバン売っちゃうのですが、どうも本は捨てられない性格で困ったもんです。そんなワケで昨日は本棚を探すべく相模原にある米軍放出家具屋のGood Luckに行くつもりでした。「でした」ということは行けなかったのです。久しぶりだったので出かける前に念のため電話してみたところ、なんと岡山に移転してました! というわけで結局、福生DECO DEMODEに行きました。福生といえば、食いたくなるのがDEMODE DINERのヤケくそな量のハンバーガー。家人と息子はチキンライスのLサイズを二人でシェアしてました。
で、肝心の本棚はというと、ガラス戸付きの相当カッチョいいヤツが一つありました。寸法はw.870×d.295×h,925で¥55,000也。超欲しかったのですが、残念ながら1本しかありませんでした。最低同じものを3本は買うつもりだったのでとりあえず見送りました。¥18,000の定番タイプは2本ありました。やっぱり数が足りません……。結局、アレコレ決め手を欠いたまま、何にも購入することなく帰ってきました。福生というと多満自慢で有名な石川酒造もあって、そちらも行ってみたかったのですが、ヤボ用があって行けませんでした。こちらは次回の課題です。
ところで出かける前、ちょっとググってみたところ限りなくアメリカに近い福生というブログがありました*1。プロフィールを見ると、管理人の二人は私よりちょうど10歳若い1979年生まれのようです。村上龍には『69(シクスティナイン) (集英社文庫)』という作品があります。基地の街・佐世保で高校時代を過ごし、反エンタープライズ闘争とかに参加した村上龍の実体験に基づいた小説です。やがて作家は東京の美術大学に進学し、福生に暮らします。この時の体験をもとにして書かれたのがデビュー作の『限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)』であるのは有名な話です。さて、『69』の後書きには以下のように書かれています。

一九六九年に生まれた人々は、ひょっとしたら今(一九八七年五月*2)高校生なのではないだろうか?

Exactly!と当時高校生だった69年生まれの私はつぶやきました。だからどーってわけではありませんが、さらに私より10歳若い若者たちがこのようなブログを運営しているのは興味深いといえば興味深いです (ま、吉田秋生やら山田詠美やらが間にはさまるのでしょうけど)。奥多摩や奥秩父の山や谷で遊んでいると、時折ありえないほどの爆音を響かせながら戦闘機なんかが付近を飛行しています。
追記:あぁ、こんなサイトもありました。こんなんとか、こんなんとか……、ルアービルダーも……、。

*1:ところでこのブログ、大変面白かったのでわざわざリンクを貼ったのですが、Fussa that is near to U.S.A limitlessly という題を、英語を母語とする人が見るとどう思うだろう?とはちょっと思いました。後述の『限りなく透明に近いブルー』の英訳は、Almost Transparent Blueです。私は英語はカラッキシなので全然ヘンかもしれませんが、Fussa, there is almost America (or U.S.A) ぐらいでいいのではないかと思いました。

*2:すなわち、この本が出版された時