Short Trip to Nikko (11) ──金精峠


金精峠から温泉ヶ岳を望んだ一枚。私はこの写真の手前方向に向かい、五色山〜前白根山を経由して奥白根山を目指しました。稜線に出るまでのきつい登りを終えて、ひと休みしていたら中高年登山客がヒィヒィ言いながらやって来ました。聞けば奥白根山ではなく、温泉ヶ岳〜根無草山を経由して奥鬼怒の谷へ降りる予定だそうです。湯ノ湖で一泊して宿の人に車で金精峠への登山口まで送ってもらったそうです。私も奥鬼怒へ降りてみたいなぁと夢想していたものの、公共の交通機関がないため断念していたので、その手があったか!と心の中で快哉を叫びました。
奥白根山へのコースはいくつかありますが、なんといっても金精神社ご神体を見てみたかったので、コース選択には迷いませんでした。やはりというべきか、あの巨根の道鏡が関係しているそうです。ウィキの記事にもあるように、道鏡下野国に左遷されたそうですから。私は半村良の『巨根伝説 (ノン・ノベル)』を読んで、そんな話をぼんやり記憶していました。あらためて読み直してみようと本棚から引っ張り出してきたところです。もちろんエロ小説じゃないです。
PS:書き忘れてましたが、奥鬼怒からさらにもうひと山ふた山越えると尾瀬です。尾瀬といえば、以前も軽く触れたアーネスト・サトウのご子息である武田久吉という人が浮かび上がってきます。