ベトナム戦記
- 作者: 開高健
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 1990/10/01
- メディア: 文庫
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このふたつを結びつける鍵になるのが、昔、当ダイアリでブツブツと話題にしたことのある開高健のベトナム従軍体験なのではないかという予感を漠然と持っていました。そんなわけで、ようやく『ベトナム戦記 (朝日文庫)』を読みました。以前話題にした「まじない」についての記述を見つけることができませんでした。この件については、現在は自分の無知をひたすら恥じているところで、作家自身による訳があることを最近知りました。おそらく『生物としての静物 (集英社文庫)』というエッセイ集に収録されているのではないかと想像されます。あるいは『輝ける闇 (新潮文庫)』なのかもしれません。乗りかかった船というか私なりに納得したいところであるので、いずれも機会を見て必ず読むつもりです。
で、相変わらず生煮えなのですが、この『ベトナム戦記 (朝日文庫)』において後の釣り紀行文に通じるスタイルを確立したのは確かなことに思えました。