ヴィタミン・ドロップ


まだ、インディーズ(自主制作)だったころのシングルです。2004年というからメンバーの3人は中学3年か、高校1年くらいでしょう。作曲はやはり中田ヤスタカです。クオリティの高さには驚くばかりです。紛れもなくロリータなアイドルポップスであり、また、アニソン風でもあるわけですが、シンセサイザーやドラムマシンの音はいずれもノイズ倍音?)をたっぷり含んでいて、ゾクゾクするほど気持ちいい音になっています(CDで聴かないとそのディテールを十分味わうことはできません)。そして、パフュームは「近未来型テクノポップユニット」であるそうですが、40歳前後の我々の世代にとっては、なんともノスタルジーをそそる側面を多く持っています。すなわち、「ハイスクールララバイ」とかCCBとか、そんな感じのテクノ歌謡曲を彷彿とさせます。実際のところジューシーフルーツカバーなんかもあるわけで、それほど穿った見方だとも思えないのですが、どうでしょう?