微妙な会話


先日の釣りの帰り、エレベーターを待っていると同じマンションに住む絵本作家の先生(FFMでもある)と一緒になりました。過去に一度「お仕事はよく存じ上げています」とごあいさつしたことがあって、あと息子のために絵本にサインしていただいたこともありましたが、それだけのお付き合いです。バックパックに突き刺さった私の すこっと を目にしたのか「釣りですか?」と声をかけてくださいました。
「えぇ、近所でやまめ釣りです」
「今だと人がすごいんじゃないですか」
「えぇ、それはもう。足跡だらけでぜんぜんダメでした。最近釣りに行かれてますか?」
「えぇ、XXポンドのスチールヘッドを釣りました(よく聞こえなかった)

というあたりで私の住む8階に到着。もっとお話しがしたい気もしたのですが、こういうとき私はどう声を掛ければいいのか分からないのです。「じゃぁ失礼します」と両手いっぱいの荷物を持ってエレベーターを降りたのでした。