グラミチのパンツ

kechida2003-11-05

最近、ぜんぜん釣りに行っていないので、更新すべき釣りネタがまったくない。ってわけで、意味もなく僕のレイヤー術。
僕は一年を通して釣行時に愛用しているパンツがある。グラミチのサプレックス・ナイロンのパンツだ。サプレックス・ナイロンとは起毛したナイロン素材で、いわゆるナイロンより肌触りがよく、速乾性に優れ、適度に防風性・撥水性もある。これを年間通してどう着ているかというと、

冬:下にズボン下とフリース・パンツを履く。
早秋・晩秋:下にフリース・パンツを履く。
春秋:下に薄手のフリース・パンツを履く。
もう少し暖かい春秋:下にズボン下を履く。
夏:下にはなんにも履かない。

って感じだ。ナイロン素材なのでウエーダーの下に履く際に、すべりが良くすこぶる便利である。釣り場を下見するときなど、フリースのパンツだけだと風がスースー通りメチャメチャ寒いのだが、上にこのパンツを履くことで寒い思いをせずに済む。速乾性に優れるので、夏場はあっという間に乾いてくれて、全然不快じゃない。渓流釣りを楽しむ人は、夏場はウエーダーを履かず、サプレックス・ナイロンのパンツにゲーターだけ着ける人もいるらしい。下に履くズボン下なども綿素材ではなく化繊の速乾性と保温性に優れたものを組み合わせると、その効果はさらに良い(逆に夏場はあえてスエットパンツなどを履いても良いかもしれないけど)。
さらにグラミチのこのパンツは、左右にオン・シーム(縫い目に沿った)のポケットがあるほか、ヒップにもベルクロ付きのポケットがあって十分な収納力もあり、裾が程良く絞り込まれているので靴下にたくし込み易く、ウエストもゴムとバックル付きのストラップで調整するので、ウエーダーの下でゴワつくことがないのだ。
村上龍が何かのエッセイで書いていたものの孫引きだが、傭兵の経験がある柘植久慶氏は兵士の心得として、清潔な靴下を履け、と言っていたそうだ。グチャグチャの靴下を履いていると戦意を喪失するから、という理由らしい。たかが一日の釣りでも、やっぱり快適な服装でいると集中力を欠くことがなく釣りに専念できる気がする。まぁ、単なる自己満足と言われればそれまでなんですが……。でも本当に快適っす。