夏になると聴きたくなるインスト

kechida2004-08-13

夏=レゲエ、ボサノバって超短絡的な発想から何枚か。

Jackie Mittoo, The Keyboard King At Studio One

ジャッキー・ミットゥーはスカタライツの一員でもあった鍵盤奏者。詳しい経歴などについてはコチラなんかをどうぞ。
このアルバムに収録された“Oboe”をはじめて聴いたときはびっくりした。10分にわたって延々とふたつのパートが繰り返されるだけなのだが、聴いたことがある人なら、あるいは聴いてくれれば分かると思うが、すごく気持ちいい。例えば、波。それ自体は退屈な反復でしかないにもかかわらず、常に変化し、同じであることがない。例えば、居残りの漢字練習。何度も何度も同じ字を繰り返し書いているとフッと違う字に見えてくることがある。そんなちょっとした酩酊感というか幻覚を味わうことができる。途中一度、派手にミックスでブレイクしたあと、微妙にダブ処理がされている。これも同様の効果をもたらす。とにかく気持ちいい。
他の曲はというと、スカやレゲエに混じって、ミーターズみたいな曲(セカンドライン・ビートとかケイジャン・ロックって言うんだっけ?)が多かったりする。

Antonio Carlos Jobim, Wave

言うまでもなく、ボサノバの名盤中の名盤。その素晴らしさについては僕ごときが何かあえて付け加えることは特にない。
数年前、相模湾でのシイラ釣りにハマっていた頃、行き帰りの車中でよく聴いたせいか、そのときの記憶と密接に結びついている。大磯沖から見る大磯の低い山並み、かすむ空気の向こうにぼんやり見える初島……、デデン、ンッチャッチャー、チャッチャッチャ、チャチャチャ♪
Stone Flower, Tideなんかももちろん好き。それから歌入りだけどElis Reginaと競演するELIS & TOMも大好き。夏は手放せない。

他にも、Baden PowellやJah Shakaなんかも書こうかと思ったけど、下調べ不足なんでやーめた。お粗末様でした。なお、当サイトでは今後は基本的に輸入盤しか紹介しない。