Utada

Exodus
宇多田ヒカルってUtadaになって米国デビューしてたんだ……。僕はサビになると突然歌詞が英語になったりするような曲ってなんだか恥ずかしい気がしてあまり好きではない(突然「アイ・ラブ・ユー・ベイビー」って何よそれ?みたいな)。まぁ、宇多田ヒカルの場合、英語がバリバリできるってことでちょっと違うんだろうけど。でも、それなら全部英語で歌えばいいのにとは思ってたので、いいんじゃないでしょーか。しかも米国デビュー。タイトルがExodusってのは、ちょっと寂しいけど。やっぱり日本って逃げ出したくなるようなところなのかなぁ。逃げ出した先が米国ってのもちょっと寂しいかも。機会があったら聴いてみよう。
ところで砂漠に逃れたモーゼというと、僕はなぜかプリンスを思い出す。たとえば、Paredeに収録にされた“Mountain”っていう奇跡のような素晴らしい曲がある。この曲のヴィデオクリップ、記憶は定かではないのだがところどころ雲が浮かぶ空を背景にPrince & the Revolutionの面々が宙に漂い演奏するといったようなヴィデオだったと思う。髪の毛は常に風にたなびいていたはず。白い衣装に身を包んでいたのではなかったか。妙に神々しい映像だった*1
プリンスの2作目の映画Under the Cherry Moonの最後で流れていた。このUnder the Cherry Moonを含め、プリンスの主演映画3作がボックスセットになって発売されるらしい。映画Sign of Timesが収録されていないのは納得できないが、もう一度あのヴィデオを見たくて思わず注文してしまった。
10年以上前の話だけど、今野雄二が「エレクトリック・ギターと同じようにヴィデオ・キャメラを扱えるのはプリンスとゴドレー&クレームだけだ」みたいなことを何かに書いていた。
プリンスとUtadaの競演なんて……ありえないよなぁ、ぜったい。

*1:その後、プリンスのDVDが届いて“Mountain”のビデオを見てみたところ半分くらい僕の記憶が間違っていたことが判明しました。逝ってきます。「風にたなびく」云々というのは、90年代前半の来日公演の際、テレビ放映されたライブ映像のことでした。吊ってきます。