百物語

昨日は会社の歓送迎会だったのですが、酔った勢いで書いたエントリはヒドかったなぁと反省することひとしきり。とゆーわけで、今日は杉浦日向子百物語 (新潮文庫)』を読み返しています。怪談といえば怪談なのでしょうが、エイリアンみたいな実体化された恐怖の対象が出てくるわけではありません。むしろ基本的に恐怖の対象は不在です。これみよがしに恐怖をあおり立てるような語り口とも無縁です。呆気なさがなんとも懐かしい感慨を引き起こします。表現は十分に抑制されていますが、使われている技法は多彩であり、各コマはとても考え抜かれているように見えます。