Move on up / Stoned out of my mind

私の宝物のひとつにジャム (The Jam) の2枚組のシングル Beat Surrender があります。カジヒデキがバイトをしていたという渋谷のレコード屋でそこそこ金を出して買いました。
A1は“Move on up”です。カーティス・メイフィールドの名盤 Curtis (Dlx) に収録された超有名曲をカバーしたものです。オリジナルにあったしなやかな艶やかさみたいなものは、ジャム・ヴァージョンには一切ありません (そもそもオリジナルは9分近い大作ですが、ジャムのは3分そこそこ)。演奏も歌唱も直裁で生硬、あるのはほとばしるような情熱だけですが、当然ファンとしてはそこがいいワケです。
B1は“Stoned out of my mind”という曲です*1。作詞作曲は Record/Acklin という人たちです。私は全然知りませんでしたが、友人から シャイ・ライツ (The Chi-Lites) というノーザン・ソウル (シカゴ) のグループの曲をカバーしたものであることを教えてもらいました。オリジナルはファルセットで歌われるのですが、ポール・ウェラーは地声で歌います。ファン的にはそこが萌えます。
ほんとジャム−スタイル・カウンシルはカッコ良かったです。私の永遠のアイドルです (ソロになってからは全然聴いていませんが)。

*1:いずれの曲もジャムのシングル盤を集めた Extras (Collection of Extras) というアルバムに収録されています。