あんずアメじゃありません

kechida2005-12-25

一昨日は近所の管理釣り場に業界の事情通の先輩と行ってきました。
この釣り堀は、川を段々畑のようにしたプール、そして池の他に、自然渓流をそのまま利用した釣り場を併設していることが売りだったワケですが、自然渓流エリアの一部は段々畑に改修されていました。根拠レスの期待を抱いて自然渓流エリアを遡っていた私に釣れてくれる魚は1匹もいませんでした。
段々畑エリアに戻ってきて、先輩に様子を聞くと、すでに50匹は釣っているといいます。アホの私は休憩所でビー○なぞをチビチビ飲みながら冷えた体をより一層冷やしていたところ、管理人の方がストーヴに薪をくべにやってきました。聞くと、魚は白泡の中にいるからビーズヘッドなんか投げるとけっこう釣れますよ、ということでした。ビーズヘッドがどーゆーフライかは微妙に想像できますが、私のボックスにはいません。
気を取り直して、前日の晩にシコシコ巻いたミッジのドライフライを投げているとポツポツは釣れます。先輩がやってきて、エッグは持ってないの? 嫌い?、というから、嫌いもヘッタクレも持ってないのです、と告げると、カミツブシと一緒に2本くれました。その後は釣りまくりました。ヒレが未発達の魚や、片目のない魚や……、まぁいろいろいます。キレイな魚は持ち帰ることにしました。
午前で終わりにして流しで魚のワタを出します。先輩の釣った大型の魚は抱卵していました。そのうち管理人の方がやって来て、面白い話をいろいろ聞くことができました。最近は、管理釣り場でハッチマッチってどーよ、と思っているらしいです。管理釣り場には管理釣り場の釣りがあるだろう、と。ルアーの人の方が、管理釣り場はそれと割り切って楽しんでいる、ともおっしゃってました。別に悪意があって言っているワケではなくて、商売の現場で敏感に感じ取る風向きの変化を反映しての意見であるように私には聞こえました。
簡単な皮の剥ぎ方──首を背中側にヘシ折ってそのまま尾に向けて引っ張ると本当にキレイに剥がれました──と、即席一夜干しの作り方を聞きました。即席一夜干しはナルホドと感心したものです。塩を振ってラップなどせずにそのままいきなり冷凍庫に入れてしまうワケです。要するに一種のフリーズドライ () です。30cm以下の魚だったら、これで十分だという話でした。解凍せずにそのまま焼けばよいようです。

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というワケで真の釣り納めをすべく、今日はシコシコとバルサ材を使ったスズキ用のフライのヘッドを作ってました (写真)。大きさやリップの角度をいろいろ変えて様子を見てみるつもりです。というのは真っ赤なウソで、適当に作っていたら色々な大きさと形になっただけです。