釣魚名著シリーズ、コンプリートへの道

kechida2005-12-26

本日、会社帰りに家の近所の古本屋にフラリと立ち寄ったところ、以前のエントリで触れた「釣魚名著シリーズ」の数冊を見つけました。私が今日買ったのは西園寺公一の『釣り六十年』と、瀧井孝作の『釣りの楽しみ』の2冊です。こちらのサイトによると全17巻のシリーズだということです。残念ながら、以前のエントリで触れた福田蘭童の『わが釣魚伝』はありませんでした。私でも名前をよく知っている山本素石の『釣山河』や佐藤垢石の『垢石釣游記』もありませんでした。ボチボチ探してみます。
それにしてもお金をかけた造本です。帯付きの箱入りで、箱には題箋が貼られています。本体は布張りの上製本。背と表紙の文字は銀箔押しで、しかもビニールのカバーが巻かれています。これで1冊1200円。発行は昭和49年と50年ですから今から30年前、当時の物価はよく分からないので、高いのか安いのかよく分かりません。私は1冊600円で買いました。釣りの古本としては高価な気もしましたが、アマゾンでプチっとクリックすれば買えるものでもないので、こんなものかと。
西園寺公一の本の箱に貼られた題箋には、サーモンフライ、ドライフライ、ウェットフライ、そして日本の毛鉤が描かれています。落款を見ると「公」と書いてあるように読めます。また、本文中の挿絵の落款も「公一」と書いてあるように読めます。著者自身によるものかもしれません。
一方、瀧井孝作の方は「花くもり/笹原くだる/山魚つり」という著者自身が詠んだ句が貼り込まれています。