リヒター展@川村美術館

Daydream Nation
展覧会終了まであと1週間というタイミングでしたが、ゲルハルト・リヒター展を見に行くことができました。美術史的にはデュシャンによって絵画や美術の死が宣告されたなんて言われもしますが、リヒターはデュシャン以後にあって、もっとも古典的な絵画を表現手段に選び、コンセプチュアルでもあり美しくもある驚くべきイメージを次々と生み出し続けています。
今回の展示では作品のキャプションなどは床に設置され、純粋に作品を鑑賞できるように工夫されていたようです。実際のところ、リヒターの絵は画面の中に入り込んでジッと鑑賞するものではなく、色彩や空間を体験するという側面が強いと思うので、これはとても効果的だったと思います。見に行けてホント良かったです (でも、東京でやってくれー!)。
帰宅後、息子が高熱を発し、またしても夜間病院に駆け込んだり大騒ぎ。
◇ご存じの通り、Sonic YouthDaydream Nationのジャケットにはリヒターの作品が使われています。今回展示されていた作品と同じものだと思われます同じと思いきや微妙に違うようです。