Casper David Friedrich

Casper David Friedrichは19世紀に活躍したドイツの画家で、カタカナではカスパー・ダーフィト・フリードリヒと表記されたりします。ずいぶん前に3点ほど実物を見た事があってそのときはえらく感動したのですが、すっかり忘れてました。それを何かのきっかけ…

ウィリアム・モリス展

府中市美術館で開催中だったウィリアム・モリス展。昨日最終日だったんですが、なんとか滑り込みで観る事ができました。我らがHardy社の創業が1872年、モリスが活躍したのが1860〜1890年代。その同時代性と相違を考えながら作品をつらつら眺めていました……、…

日本民藝館展

年に一度の楽しみ、日本民藝館展が始まります。六寸くらいの中皿、小鉢、サラダボウル、etc... 欲しい物がたくさんあります。

もう少し調べてみました。

Wikipedia によると『ラスト・タンゴ・イン・パリ』のフランスでの初上映が1972年12月15日、イタリアが1972年12月16日、アメリカが1973年1月27日、日本が1973年6月23日ということになっています。先日見に行ったフランシス・ベーコン展の図録に付された年表…

ちょっと調べてみました

『ラスト・タンゴ〜』のオープニングで使われているのはなんという絵かと思い、ちょっと調べてみました。うちにベーコンの画集が一冊だけあったのでパラパラ頁を繰っているとすぐに見つかりました。最初の絵が Double Portlait of Lucian Freud and Frank Au…

ベルトルッチ × ベーコン

偉そうなことを書いたので『ラスト・タンゴ・イン・パリ』のDVDを見直そうと思ったら、冒頭部分で驚いちゃいました。連休最後の日、国立近代美術館でフランシス・ベーコン展を観てきたばかりだったのですが、『ラスト・タンゴ・イン・パリ』のオープニングで…

池田亮司展

東京都現代美術館で池田亮司展が開催されているそうです。どう考えても家族で和気あいあいと見に行く展覧会ではあり得ないので、まぁ行けるかどうか微妙ですが、行ってみたいなぁ……。 過去にアップしたこの記事の音楽は池田亮司の手によるものです。それにし…

アントニン&ノエミ・レーモンド展 建築と暮らしの手作りモダン

神奈川県立美術館での展示を見逃し、超ショックを受けていたレーモンド展ですが、高崎市美術館で開催されているようです。実は、図録はその後増刷されていたのを入手していたので、まぁいっか、と思っていたのですが、やっぱり見に行きたいなぁと。今年は利…

「海をこえた出会い」展

家から一番近い公立の美術館である府中市美術館で開催中の「海をこえた出会い」展を観てきました。客の少ない冬の埋め草的な企画で、実際のところほとんどの展示作品が鑑蔵品でした。でも、選ばれた作品はどれも素晴らしく、とても良い展覧会でした。鑑蔵品…

「絵画の行方」展@府中市美術館

近所の府中市美術館で「絵画の行方」展を見てきました。副題に「現代美術の美しさって何?」とありますが、現役の日本人作家6人による絵画の展覧会です。彫刻とかヴィデオとかインスタレーションはありません。名前を知っていた作家は一人だけでしたが、なか…

リヒター展@川村美術館

展覧会終了まであと1週間というタイミングでしたが、ゲルハルト・リヒター展を見に行くことができました。美術史的にはデュシャンによって絵画や美術の死が宣告されたなんて言われもしますが、リヒターはデュシャン以後にあって、もっとも古典的な絵画を表現…

ガンダム展がやって来た

以前のエントリにチラっと書いたガンダム展ですが、本当に東京で開催されることになったようです。公式サイトはコチラ。会場は上野の森美術館とのこと。もちろん見に行くつもりです。混雑が予想されるので、なるべく平日に行きたいなぁ。 前にもチラっと書い…

ところで船越保武

この座談会で、芸大にFFを楽しむ人びとがいたとして、船越保武の名が出ています。以前のエントリでも触れました。この作家は岩手県の出身なので渓流釣りにはずっと親しんできたのかもしれません。で、カトリックの洗礼を受けています。代表作のひとつに「長…

ゲージツの秋 2005

『美術手帖』の最新号をパラパラ見ていたら、サントリー・ミュージアム天保山で開催中の「ガンダム展」のレポがありました。でも、もう終わっちゃいます。京都旅行のついでに行っておけば良かったかも……とは思いませんでした。東京に巡回してくるようだっら…

DOME

大竹伸朗といえば、この間、近所のユニオンでDOMEというグループのDOME (2)というレコードを買いました。1980年の作品です。1999年に世田谷美術館で行われた大竹伸朗ら5人の作家による展覧会「時代の体温」展のカタログで大竹氏とDOMEの関わりを知りました。…

大竹伸朗「On Paper」展

京橋から茅場町に移転した画廊ベイスギャラリーで大竹伸朗の「On Paper」展を見てきました。心臓をわしづかみにされるような衝撃を覚えました。実は、足を運んだのは非常に不純な動機からでした。昨年の「UK 77」展開催時に、当時は京橋にあった同画廊で販売…

葉山へ

今日は葉山の近代美術館で開催中の「アンテスとカチーナ人形展」を見てきた。カチーナ人形というのは、アメリカ大陸の先住民であるホピ族に伝わる一種のプリミティヴ・アート。実は「なんで美術館でカチーナ人形なの?」と思っていた。しかし、カタログの解…

マジ日記

今日は世田谷美術館で開催中の「ゲント美術館展」を見てきた。ゲントというのは、ベルギーの一都市の名前で、ここにある美術館のコレクションが展示されている。僕はゲントという都市をまったく知らなかった。 ヨーロッパの美術館というのはどこもそうなのか…

夏の蜃気楼

これまたワケありで、群馬の館林美術館で開催中の「夏の蜃気楼」という展覧会を見てきた。国内の若手現代作家10名を集めた展覧会。 「蜃気楼」という題は僕なりにピンときた。美って絶対的なものじゃなくて、ある関係性の中でその都度立ち現れるものなんじゃ…

フリードリヒ

上野の博物館では現在「ベルリンの至宝展」というのがやっていて、ドイツ・ロマン派の画家カスパー・ダーフィト・フリードリヒ (Casper David Friedrich: 1774-1840) の作品3点を見ることができる。同展にはマネの作品1点も出品されているが、解説によるとこ…

ミッフィー展@銀座松屋

ミッフィーなんていうと、独身者の方なんかはなにやら乳臭い気配を察知し、毛嫌いするかもしれない。というか僕は昔そう感じていた。 しかし、視点を変えるならミッフィー (というかディック・ブルーナの仕事) はモダン・デザインの王道だと言える。すなわち…

瀧口修造展@世田谷美術館

世田谷美術館で開催中の瀧口修造展を見てきた(なお、この展覧会は富山県立近代美術館へ巡回するそうだ)。戦後ニッポンのカッコ付きの「現代美術」の流れをコンパクトに概観できるすばらしい展覧会だと思った。もちろん、瀧口修造というフィルターを通して…

デュシャンとアルプ

昨日、横浜美術館でマルセル・デュシャン展を見てきた。こんなにまとめてデュシャンの作品を見たのははじめて。そのあと、葉山の美術館でハンス(ジャン)・アルプ展も見てきた。1月4日に鎌倉の美術館でジャン・プルーヴェ展も見てきた(残念ながらこちらはも…

日本民藝館展

駒場東大前の日本民藝館では、今日から28日(日)まで平成16年度日本民藝館展というのが開催されている。要するに生活工藝品の公募展なわけだが、このイベントの最大の目玉は展示されている作品を買うことができるということ。入選作品も購入できるけど、28…

草間弥生展@東京国立近代美術館

1929年(世界恐慌の年!)に生まれたというから、実に75歳になる草間弥生の展覧会に行ってきた。けっしてスポイルされることのない過激さを秘めつつも、誰にでも楽しめて、しかも美しい展覧会だった。僕自身は家庭や子を持ち、きわめて平凡な生活を送ってい…

ウォルフガング・ティルマンス展

釣れない釣りをしていると、例えばロング・ポーズしているときなんかまぶたの裏に子供がニコニコしながらハイハイしている姿や、家人が子供にご飯をあげている姿などが浮かび上がり、なんとも申し訳ない気分になってくる(笑。 ってわけで、翌日は家族サービ…

マティス展

昨日、雨がシトシト降る中、国立西洋美術館で開催中の「マティス展」を見てきた。この手の大型展を見るには平日の、しかも悪天候時にかぎる。というのも観覧者が少ないから。「バリエーション/プロセス」と副題にあるわけだが、見る前はいまいちピンとこなか…

佐藤哲三展

夕方、東京駅のステーションギャラリーで佐藤哲三展を見た。新潟を拠点に活動した画家らしい。それに加え、わりあい若くして亡くなったこともあって、知名度が低かったのだろうか。ぜんぜん知らない画家だったが、なかなか良かった。横長の風景画が多かった…

まだまだ続くゲージツの秋

東京都現代美術館の「ピカソ展 躰とエロス」。ピカソの大作の油彩作品というのは、どーも過ぎた贅沢品に思えてしまい、いまいちのめり込めない。むしろ、いつも感心するのはデッサンの類である。今回もデッサンをはじめエッチングなどが多数展示されていて楽…

RIMPA

今日、仕事をサボって仕事の合間をぬって東京国立近代美術館で開催中の「琳派展」を見てきた。これだけまとめて見るととても刺激的。クリムトやマティスの絵も見ることができる。いろんなことを考えたけど、アフォなんで言葉にできない。常設展は駆け足でし…