アクアステルス──最新ウェーディング・シューズ事情

ネットをフラフラしていたら「アクアステルス」というキーワードに突き当たりました。クライミング・シューズで有名なFive Ten社が開発したラバー素材のことで、要するに濡れた場所で抜群のフリクションを発揮するラバーソールのことのようです。昨年あたりから渓流シューズに採用されています。沢を詰めていって、登山道などから下山する沢登りでは、下山時にフェルトソールだと心許ないわけで、かといってビブラムソールなんかだと沢ではツルツル滑りまくって危険きわまりないわけですから、いわば水陸両用的なこのアクアステルスというラバーソールが注目されるのは当然です。ググってみると、実際に使用された方のレポが散見されます。
秀山荘からは忍者と隼、キャラバンからは渓流・アクアと奥利根AQUAという商品が発売されているようですが、公式サイトだと判然としないので、コチラなどをどうぞ。
しつこくアレコレ検索していたら、釣り用にもちゃんと製品化されてました。ま、開発元でフライフィッシング用として推薦しているので当然ですが (しかも、例のディディーモにも効果がありそうです)。River Guide社からはガイドウェーディングシューズ　タイプ3S。SimmsからはGuide Boot - Studded AquaStealth®とL2™ Wading Boot - AquaStealth®。L.L.Beanからも。交換ソールどうよって感じですが、Korkers (コーカース) 社のアウトフィッターやウェットランド用にアクアステルスを使った交換ソールも発売されています。ちなみに本家FIVE TEN社からこのアクア・ステルスを使ったSplashというシューズも発売さていますが、これはセイリングとかカヤッキングに使うもののようです。
山釣りはもちろん、海のウェーディングや、フローター用としてもこのソールは便利なのではないかと想像されます。私は当面ウェーディング・シューズを買う予定がないわけですが、どなたか買い換えを検討されている方、ぜひとも人身御供になりませんか！ (笑。