フェラ・クティ

私がフェラ・クティの音楽を知ったのは、じゃがたらを通じてでした。ワンコードで曲が長いという点では共通点はありますが、音楽的には両者は全然違うものなのかなぁと思います。なんというか、一見もの凄い単純そうなんだけど、この絶妙なシンコペ具合は簡単には体得できないというか、そんな気がします。むしろ、革命とか、抵抗とかそういうキーワードで両者は強くつながっています。
パンクもあれば、プログレもあって、アフロビートもあった70年代というのはとても豊穣な時代だったのだなぁとつくづく思います。誰だ、スピリッツは切らしてる、なんて言ってたのは。
Youtubeでは10分以上の動画はアップロードできないそうですが、この曲も15分も20分もあったのでしょう、9分59秒で唐突にブチ切れます。イギー・ポップの引き締まった肉体が、その音楽性を表しているように、フェラ・クティの肉体もまた引き締まってます。なんでも奥様が20人も30人もいたそうで、さぞ性的魅力に富んでいたに違いありません。途中の女性ダンサーの踊りもやたらとエッチです。フェラ・クティは1997年にエイズで亡くなってます。その辺の経緯はお馴染みのウィキペディアからどうぞ