読書の秋

エマ 9巻 (BEAM COMIX)
そろそろ『岳 5 (ビッグコミックス)』が発売されているかと思い、本屋さんに立ち寄ってみましたが、残念ながら虎ノ門と国立の書店にはまだ配本されていませんでした。三省堂紀伊国屋八重洲ブックセンターなんかならあったのかもしれませんが。
「まだ、なかったよ」と妻にコールすると『エマ 9巻 (BEAM COMIX)』が出ているはずなので、チェックしてこい、とのこと。コチラはありました。帰りの電車で貪るように読みました。
個人的な興味として……、ハーディー社が操業したのも19世紀後半なら、大英帝国からトーマス・ブレイク・グラバーのような商人が日本へやって来て、「鎖国」を打ち破り、日本が「文明開化」したのもこの時代であるわけで、私なりの実感をもってこの時代に迫ってみたい!なんてちょっと思ったりもする今日この頃です。旧態然とした階級社会はますます成熟する一方、進取の気性に富んだ人々は海外へ出て一財産築こうと目をギラギラさせていたヴィクトリア朝時代の大英帝国とはいったい何だったのでしょう? 貴族の嗜みであるフライフィッシングを商売としたハーディー社もまた、産業革命や大衆文化の興隆といったヴィクトリア朝時代の枠組みと無縁ではないはずです。
そのヴィクトリア朝時代の風俗が、21世紀初頭の極東の島国で奇妙な流行を見せている、というのはいったいどういうことなのでしょう? ちなみに我が家のエプロンはリバティ社のプリントものです(アイアンシというヤツ)高島屋とか伊勢丹とか、そんなところで買ったもののはず。