コブつきリーダー


今まで、何の疑いもなく市販のノットレスリーダーを使ってましたが、このたび一部の峪釣りマニアの間で静かな熱狂を引き起こしているノッテドリーダーを使ってみることにしました。
近所の釣具店でマキシマのキットを注文しましたが、輸入元で在庫切れ。しばらく入荷予定はないとのことで、ネットを検索したらあっさり在庫のある店があったので、さっそく注文しました。日本の発売元で発売されている製品にはフォーミュラが紹介されている紙がオマケで付くようですが、私が買ったやつにはなかったので、外国から直接輸入したものなのでしょう。幸いなことに、シェリダン・アンダーソンと田渕義雄の『フライフィッシング教書 初心者から上級者までの戦略と詐術のために』にはシャルル・リッツとオルビス社のチャートが紹介されているのでこれを参考にさっそく作ってみました。
近所の釣具店の店主が言うには、ブラッドノットを締め込む際に潤滑材を使うといいと言われました。「それはCRCみたいなものですか?」と聞くと、そうではなくてメンソレータムのようなものがいい、とのことでした。なるほど、最後に結び目を締め込む際にペロっと唾をつけますよね。そのかわりにメンソレータムをつけるわけです。家の棚をゴソゴソ漁ったら、メンソレータムはなかったけど、タイガーバームとヴァセリンがあったのでヴァセリンを使ってみました。間違ってタイガーバームを舐めちゃうと大変ですから。これ、たしかに有効だと思います。結び目付近の糸がチリチリにならず、キュッと気持ち良く締め込むことができます。
できたリーダーを手に握ってブンブン振ってみたら、それだけでループを描き、スパーンとターンしてくれました。↓の記事にも詳しく紹介されています。
『マルタの花道』:Leaderのこと。
オマケに、The Vaselines (of Edinburgh) の "Son of a Gun" でもどうぞ。ボーダーシャツ着てパンクをやる、みたいなのがやたらとカッコ良かったです。