とかくに人の世は住みにくい

kechida2009-02-24

ウィークリーの定例会議。あくびをかみ殺し、自分を押し殺し、あいまいに会議が終わることだけを参加者すべてが願っているような会議。今日もまた目をつむり、つつがなく会議が終了するのを待っていたら、不意にわれわれに向けて変な弾が打ち込まれました。 と言ったけど、実際はいやらしくネチネチと遠回しにわれわれを糾弾していました。もっともな批判だったらそれは謙虚に受け止めるべきなのは言うまでもありませんが、その発言は業務フローや役割分担を理解しないまったく的はずれな言いがかりでした。少なくとも私はそう思いました。
ふだんはまず他人を批判しない上司の顔を見ると、同じく憤慨していることが分かりました。行け と目で語っていました。「今の件に関しまして、一点補足があります」。ハハ、何が補足だ、と我ながら思ったけど、まずはそう切り出してみました。幾重にもオブラートでくるんだけど、「はぁ? あんたバカァ? 仕事の内容をロクに知りもしないくせに、変なこと言い出すなよ、このボケェ!」と、そういう思いが伝わるように慎重に言葉を選びわれわれのプライドを表明しました。
業務全体の発注元の実務責任者がわれわれの意見を支持してくれました。「今の件については、○○さん、理解されてますでしょうか?」「いや、それは分かってますよ。それは理解してます……、モゴモゴモゴ」と絵に描いたようにしどろもどろになりました。立場でしかモノが言えないような人間は哀れです。
あぁ、早く谷で毒素を抜かなくちゃ……。