rei harakami, “owari no kisetsu”


あけましておめでとうございます。
題は「終わりの季節」だし、歌詞も全然新年っぽくないのですが、「朝焼けが 燃えているので/窓から 招き入れると/笑いながら 入り込んできて」というフレーズに反応してしまいました(笑rei harakami細野晴臣の名曲をカバーしているわけですが、そのサウンド機械的かつ正確な静謐さがかえって原曲の情感を強く際立たせています。日本に住んでいる人なら誰でも見た事があるような景色を切り取ったPVは同じような異化作用を生んでいるようです。すなわり遣り切れない日常の延長でしかない景色が詩的に見えるのです。『TOKYO STYLE (京都書院アーツコレクション)』や『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』の都築響一大竹伸朗的な問題意識と表裏をなしているのかもしれません。
今朝の東京は好天に恵まれ、きれいな初日の出を見ることができました。

TOKYO STYLE (京都書院アーツコレクション)

TOKYO STYLE (京都書院アーツコレクション)

ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行

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