面妖な事態

kechida2005-10-19

先日、島崎憲司郎『新装版・水生昆虫アルバム』という本を予約したら、「注文を承りました」という返信をいただきました。差出人は先ごろ故人になられた編集人の方と同じ苗字です。
ところで、この編集人の方とこの方が生きた時代を語る本が、なぜか別の出版社から発行されています。この本 (というか出版社) は一部の人々から熱い支持を受けているようです。今月号の『フライフィッシャー』と『フライロッダーズ』でも触れられていました。前者は巻頭のカラーで、後者はモノクロページで紹介されていましたが、前者の記事よりは、後者の短いコメントの方が本質的に思われました (なぜか前者は個人的な思い出話を語りながらも無署名)。私に「注文を承りました」というメールを送ってくれた方はこの至極面妖な状況をどう受け止めているのでしょうか? 
私はこの本を買いはしたものの積ん読状態のままで未見ですので、まったくトンチンカンに事態を理解しているかもしれませんが。